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足場を組まないでも外壁塗装ってできないの？という気持ちもあるでしょうが、足場は安全性のために組み立てなければなりません。

しかし、足場を組まなくても外壁塗装はできないワケでもありません。

 

平屋程度なら脚立台だけでも施工ができます。

そこで足場の必要性について少し解説していきたいと思います。

 

外壁塗装や屋根塗装を計画中の方の役立つ情報になれば幸いです。

一般住宅の外壁塗装となる場合の足場費用は、10万円近くかかります。

 

それなら足場なしで作業してほしいと思うでしょう。

しかし、外壁塗装する場合には足場が必要不可欠です。足場が必要な理由について詳しく見てみましょう。

 

作業員の安全を確保するため

外壁塗装をする際には足場を組み立てるのですが、その理由として「安全性」があります。

外壁塗装は2階建て住宅の場合には2階部分の外壁にも塗料を塗布したり、その塗料や必要な道具を持って塗装作業を行うことになります。

 

安全に塗装作業を行うにも足元が安定していなければなりません。

ハシゴや脚立は地面がぬかるんでいたら不安定です。足場なしなら足を滑らせて転落する危険性もあります。

 

作業能率を上げるため

高いところでの作業なので危険が伴いますが、不安定な作業となると丁寧に作業ができません。

職人は高いところに慣れてはいますが、足元が不安定だと脚立足場なら短いスペースしかありません。

 

手の届く範囲を塗って、脚立を移動させるなどの要らぬ作業によって色ムラが出てしまったり作業効率をダウンさせます。

また、転落の危険性がある状態ではアクティブに作業に集中できません。

 

注意散漫になる環境を作らないためにも、塗りムラや塗料の量の確認がしっかりできるように足場は必要になります。

 

近所とのトラブルを回避するため

足場を組む理由としては、近隣への配慮もあります。

足場を組んでから、外壁塗装を行う前には飛散防止ネットを設置します。

このネットを足場にかけることで、近隣の家、車、さらに通行人に塗料がかかるのを防ぐことになります。

 

また、塗料が近隣の住宅の庭や車に付着してしまっても施主の責任にならないように、瑕疵保険に加入しておく必要もあります。業者にはトラブル時の対応についても説明してもらっておきましょう。

足場組みは、トラブル防止だけではなく、これによって安全対策が図れることにもなります。