足場の壁つなぎと足場用壁つなぎアンカーの設置方法とは
足場の倒壊を防ぐために壁つなぎの設置は重要です。
壁つなぎとアンカーは適切に設置し、足場の安全を確保しなければなりません。
この記事では足場の壁つなぎとアンカーの設置方法をご紹介します。
壁つなぎの設置基準
足場の壁つなぎに関する設置基準は労働安全衛生規則第570条に規定されています。
安衛則では壁つなぎの間隔は単管足場の場合には縦5m以下、横5.5m以下としており、くさび式足場も同様の扱いとなります。
一般的に1層1スパンの四角形の四隅にあたる位置に設置するのが効果的とされています。
また、風による荷重が大きい場合、風荷重の影響を考慮するだけでなく、ブラケット一側足場は足場の構造が軟弱のため、高さを3.6m以下とするという仮設工業会による基準があります。
壁つなぎの設置方法
壁つなぎの取り付け方には壁つなぎ専用金物を使用する方法と単管パイプで固定する方法があります。
壁つなぎ専用金物を使用する方法
壁つなぎ専用金物は片方がクランプ、もう片方が雄ねじになっており、クランプ側がジャッキ機構になっているため、足場と建物の離れにより長さを調整できます。
キャッチクランプを使用する方法
壁つなぎ専用金物を使用せず、単管パイプとクランプで固定する場合もあります。
鉄骨張りの場合、キャッチクランプを用いて単管パイプと足場を固定します。
単管パイプ挟み込み
単管パイプでF型の形を作り、単管パイプで躯体を挟み込む方法です。
パラペットの部分や解体工事でよくみられる壁つなぎの形です。
足場用壁つなぎアンカーの打ち込み方法
壁つなぎを固定するためにはコンクリートにアンカーを設置します。
アンカーの設置方法には「埋込式」と「打込式」の2種類があります。
埋込式
従来から行われている一般的な施工方法です。
強く固定でき、安全性が高いのが特徴です。
ただし、施工に技術が必要になるので、埋込式で打ち込める業者が少ない点がデメリットです。
打込式
施工アンカーとも呼ばれ、コンクリートの基盤を作って適正な強度になったのを確認してからアンカーを打ち込みます。
下穴を開け、コンクリートドリルなどで既定の深さを超える穴を開けたあと、切粉を取り除いて完成です。
壁つなぎの設置基準を守り設置する
壁つなぎ、アンカー共に足場の倒壊や変形を防ぐ重要なものです。
厚生労働省のガイドラインに従い、正しく設置して足場の安全を守ることが大切です。
また、設置基準についても、最新の法令や労働災害事例をチェックし、基準を守っての設置が求められています。
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