くさび式足場の2つの規格とは?インチ・メーター規格が存在するワケ
くさび式足場はコストパフォーマンスがよく、多くの建設現場で使用される足場ですが2つのサイズ規格があり、混在しないように注意する必要があります。
この記事ではくさび式足場の2つのサイズ規格について解説します。
くさび式足場とは
くさび式足場は緊結部が一定間隔に付いており、手すりや踏板などの部材をハンマーで打ち込んで組み立てていく足場です。
部材どうしを繋げるためのクランプのような留め具が必要なく、ハンマー1本で組み立てていくことができるため、組立て時間を短縮することができます。
従来は戸建て住宅などの低層建築を中心に使われていましたが、近年では中層建築、さらに一部の高層建築でも使用されています。
くさび式足場には2つの規格が存在する
くさび式足場にはインチ規格とメーター規格の2つがあります。
くさび式足場には支柱、階段、筋交い、ベース、ジャッキなど、多くの部材がありますが、例えば布材(手摺材)のサイズは以下のようになります。
インチ:メーター:重量(kg)
1829:1800:4.7
1524:1500:4.0
1219:1200:3.3
914:900:2.6
610:600:1.9
410:400:1.5
304:300:1.2
200:200:0.9
くさび式足場のスパンは1800mmとなり、メーター規格は基本的には300の倍数となっています。
くさび式足場にサイズ規格が2つあるワケ
くさび式足場をはじめとした足場にはインチ規格とメーター規格の2つのサイズ規格があります。
2つの規格は数センチしか違いませんので一見しただけでは見分けがつきにくく、実際に長さを測らないとどちらか分かりません。
また、インチ規格とメーター規格の足場は混ぜて使うことはできません。
足場に2つの規格がある理由は枠組足場が日本に入ってきたことに由来します。
枠組足場は米国で開発された足場で、日本に入ってきたときに米国のスタンダードであるインチを使ったサイズの足場がそのまま使用されました。
しかし、インチ規格はキリの良い数字ではなく日本人にとっては馴染みにくいため、メーター規格が新たに作られました。
現在では足場を使用するときはインチ規格がスタンダードですが、重量など物流コストの面からメーター規格が選ばれることもあります。
足場の種類と規格を使い分けることが大切
足場には複数の種類があり、さらにそこから2つのサイズ規格があります。
それぞれ特徴とメリット・デメリットがありますので、上手く使い分けることが大切です。
仮設足場のクオリティは建設工事、外壁工事のクオリティに直接結びつきます。
足場の種類や規格を適切に使い分け、安全で建物・工事内容に合った足場の組立てを行うことが重要です。
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