マンションを管理していると、外壁の修繕を行う必要も出てきます。
そこで気になるのが修繕工事の際の足場です。
ここでは、マンションの足場は何階建てまで可能か、マンションの足場の単価、安くするコツをご紹介します。
足場は何階建てのマンションまで設置できる?
足場は安全のために設置できる高さが決まっています。
では、マンションではどれくらいの高さまで設置できるのでしょうか。
一般的な足場は地上10階建てまで
地上5階以下の低層マンションの場合、一戸建て住宅と同様にくさび式足場が採用されることが多くあります。
それ以上の階数のあるマンションでは、基本的に枠組足場が用いられます。
枠組足場は、一般的に高さ30mまで、マンションでいえば地上10階建て程度まで設置が可能です。
建枠を補強した場合、高さ45mまで可能とされていますので、最高でも地上15階建てのマンションが限度だと考えておいた方が良いでしょう。
高層マンションでは機械式足場（ゴンドラ足場）を利用する
地上15階建て以上の高層マンションでは、機械式足場（ゴンドラ足場）を使用します。
屋上からゴンドラを吊り下げ、これを移動させて使用します。
マンションの足場の単価
足場費用は次の式で求めます。
足場費用＝足場架面積×㎡単価
足場架面積＝（外周＋8ｍ）×建物の高さ
足場の㎡単価は700～1,000円が相場となります。
地域や足場業者によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
マンションの足場単価を安く抑えるためのポイント
ほかの業者と相見積もりを取る
足場費用を安く抑えるためのポイントの1つに、複数業者から相見積もりを取るという方法があります。
相見積もりを取ると、費用相場が分かるだけでなく、マンションに最適な業者を見つけられます。
また、悪徳業者を避けるためにも相見積もりは有効です。
ほかの修繕工事と同時に行う
修繕工事の度に足場を設置していると、足場だけで費用がかさんでしまいます。
そこで、足場が必要な複数の修繕工事を一気に行ってしまえば、足場は1回で済み、費用を抑えられます。
修繕工事はあらかじめよく計画して行うようにしましょう。
マンションの修繕工事では足場単価を押さえておく
地上15階以下のマンションでは、足場費用が修繕工事の費用を左右します。
事前に費用の単価を押さえておき、複数業者に相見積もりを取って足場費用を抑えることがポイントとなります。
足場に関しての疑問点は、業者に問い合わせをして解消しておくと安心です。