足場の作業は省けないとなったら、他の方法でどうにかコストを抑えたいですよね。
屋根塗装をする際、少しでもお得に工事する方法を3つお伝えします。
どれも何万円もお得になる可能性がありますので、是非実践してみてください。
事前点検を詳細にしてもらう
屋根塗装をする際は、見積もり段階で詳細に点検してもらいましょう。
なぜなら、事前に屋根の状態が分かって工事をすれば、追加費用が出るリスクが無くなるからです。
ただ塗るだけなんだから、面積さえ分かっていれば金額は一緒じゃない?と思うかもしれません。
しかし、屋根は雨風の影響を一番受けやすいうえに、普段見えないところです。
工事が始まって実際に屋根を見てみたら、
塗るだけでは直せないところがあった!といって追加工事になる事例がとても多いのです。
しかも追加工事は、業者の言い値になることがほとんどです。
もう工事が始まっているため、他社に頼む・見積もりを取って比べることが中々できないからです。
このせいで相場より高い金額で工事をすることになってはもったいないですよね。
追加工事でよくあるのは、①割れた屋根の差し替え工事、②浮いた棟板金の交換工事です。
①割れた屋根の差し替え工事
5,000~10,000円/1枚当たり
屋根は経年劣化でひび割れてしまう他、台風などでモノが飛んできた、
アンテナが倒れた等の外的影響で割れてしまうこともあります。
ほんの小さな欠けならくっつければよいですが、大きく欠け落ちていたら雨漏れにもつながるため、
差し替え工事が必要になります。
②浮いた棟板金の交換工事
3,000~8,000円/1m当たり
棟板金とは、屋根の頂上にある鉄板製の部材です。
固定している釘が緩んでしまったり、強風に煽られて浮いたりすることがあります。
放っておくと台風等で飛ばされてしまう危険がある為、
触ってぱかぱかと動くようであれば交換する必要があります。
また、中には木材も使われていることがほとんどのため、木材が雨に当たって腐っていた場合はそちらも交換します。
このように、屋根は実際に登ってみないと分からないことが多いです。
事前にしっかり点検して適正な見積を貰い、追加費用での損失を防ぎましょう。
外壁を一緒に塗装する
屋根塗装をするときは、外壁も一緒に塗装するとお得です。
なぜなら、どちらにしても足場を立てる必要があるからです。
外壁と屋根を分けて工事すると、その都度足場を立てるため、費用も2回分かかってしまいます。
しかし一緒に塗装してしまえば、1回分約10万~20万円がお得になるのです。
このように、お得に工事をするには、外壁と屋根を同時に施工するようにしましょう。
耐用年数の長い塗料でコスパを良くする
屋根の塗料を選ぶ場合は、フッ素や無機塗料などの耐用年数が長い塗料を選ぶのがベストです。
なぜなら、長期的な目で見ると、こちらのほうがコストパフォーマンスがよいからです。